[2019年7月26日更新]
ノット・アクターズ
作者:ルシエド
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掲載先
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ハーメルン |
原作
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アクタージュ |
オススメ傾向
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文 章
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人 称
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一人称 |
ひとこと
完結済み。
オリ主。原作開始前からスタート。
映画やドラマ、特撮の撮影を裏で支える「美術」スタッフの天才が主人公。
原作のストーリーやキャラをこれでもかと掘り下げる作品でありながら、オリ主のオリジナルの活躍を楽しむ作品でもあるという、「二次創作のお手本」とでもいうべき作品です。
ヒロインの可愛さも、原作以上に引き出しています。
むしろ、この作品から原作に入ったら、原作が物足りなく感じたり。
今まで読んできた二次創作のなかでNo.1の面白さを誇る、オススメの作品です。
原作ではあまり描写されなかったシーンや、その裏側をしっかり描き。
原作キャラ一人ひとりを掘り下げて、魅力を何倍にも引き出し。
魅力的なオリ主と、オリ主ならではの活躍の場を用意して。
また、美術スタッフの仕事に関する知識がものすごい。
百冊を超える参考文献を背景に、実際の特撮や映画の造形にかんする知識・ネタをちりばめ、描写にリアリティと説得力を与えています。
主人公も魅力的ですし、原作キャラとの関りも、心理描写がしっかりしていて読んでいて楽しい。
職人としての自分の成長。
仕事仲間に対する、職人/友人としての交流。
その狭間で、職人としての自分の在り方、人としての自分の在り方を見つめ、成長していくというストーリーです。
あらすじ(掲載元より引用)
熱中したファンは、好きな番組の俳優の名前を覚える。
濃いファンは、監督・脚本・プロデューサーの名前を覚える。
少し外れたファンは、服のデザイナーや、BGMを作った人の名前を覚える。
でもでも、そこで一つの問題。
番組に出た小道具や、映画に登場した衣装。
それらを作る人達は、名前が出ることすらもない。
インタビューで記事に載るのは、いつだって映画を作った主役達。
作品を作る要。
けれど、作者に非ず。
演劇の舞台になくてはならない存在。
けれど、演者に非ず。
彼らがいなければ何も表現することはできない。
けれど、表現者に非ず。
小道具、大道具、舞台作り、衣装作成。
その者達、演者に非ず。